伊藤洋志さん講演会「世の中がややこしくならない仕事を作るには」に行ってきました

2月28日にスタンダードブックストア心斎橋にて開催された
伊藤洋志さんの講演会「世の中がややこしくならない仕事を作るには」
に行ってきました。
大変面白い内容だったのでレポートを書きたいと思います。

・講演者の経歴

伊藤洋志さん(ナリワイHP) 香川県出身の伊藤さん、
幼少の頃から瀬戸大橋ショック、林業儲からなさすぎショック、
就職ナビショック、肌荒れショック、
サイト売却ショックなど様々なショックを乗り越え
新卒で零細ベンチャーでの経験を経てライターになり、
不況で原稿料が低下したことなどを機に
外部に値段を決められる仕事をやめるようにしていこうと決意した方です。
現在、「ナリワイ」と称する独自の仕事を11個並行で行っています。

・「ややこしい仕事」とは?

住宅メーカーの人が「自分の家は建てない」、
うちのパンは「毎日食べたら身体に良くない」、
役に立たないインフラだけど作ることで雇用が生まれるなど
販売している立場の人が、
自分の商品を買わないといった発言をしてしまうような仕事を
今回は「ややこしい仕事」と名付けています。

・「ナリワイ」とは?

仕事をしながら頭と身体を鍛える。
専業ではなくて、自給のついでに仕事をするということ。
能力を自分のために遣い、自分のために小さい事業を興す。

・「ナリワイ」の特徴

みんながやらないこと
価格競争にならないように絞り込むこと
ナリワイとするものに対して血を通わせて、同じ予算でも良い物を作る。
自分がやらなくとも、熱心に仕事をしている人の手伝いもナリワイになる。

・ナリワイを実行できる要素とは?作るポイントとは?

自分が飽きない程度で、パターン化を防ぐ。
最初の1つめのナリワイは作るのが難しいが、
次の2個目の半減していく(伊藤さんの個人的感想)

なるべく赤字にならないようにお金の掛からない方法で始める。
もし赤字になるようだったら、
「やめる」という選択肢も含めること。

生活の中で「これは何だろう?」と疑問に思う事を1つずつ仕事にしていく。
ここ2、3年ネットの普及で個人で活動することのハードルが格段に低くなったし、
コストもかからなくなった。

自分の支出を面白くカットする方法を研究し、
支出が減らせることが出来たら その方法を磨いてナリワイにする。
「今すぐに出来ることはまず手を付ける」悩み・怒りを共有する飲み会を開くなど。

イベントから発展さえるのがやりやすい。
仕事の単位を小さくする、専業じゃない方が質が上昇する。
事業体の歪みにアタックし、そこから考える。

どこから手を打つか?どうするか?
細かい問題をひとつずつ解決をして積み重ねていくことが大事。

・実際に伊藤さんが行っている「ナリワイ」

●モンゴル武者修行ツアー

年に2回少人数でモンゴルへのツアーを行っている。
内容は特に決めずに現地でどうしよう?と決める
飽きが来ないのが丁度年2回くらい、それで自分の旅行代+生活費を捻出

●田舎でパン作りツアー

「田舎暮らし」のツアーは協業が沢山いるので、
そこに「パン作り」をプラスして独自性を出す
参加者で実際に田舎でパン屋を開いた人やそこでの不満や問題を持ち
議員になった人もいるそうです。

●町屋を宿泊所に

京都の町屋を複数人で安く借りて別荘にしようとした計画が
途中で頓挫しそうになったときに 空いている時間を誰かに貸すという方法をとる。
個人でも貸し出しを出来るサイトも出来て気軽に貸し出しが可能。

管理人は京都に住んでいる人に頼む、周囲には挨拶を怠らないことも大事。

●結婚式を手作りで

知人の美容師夫婦の結婚式を手作りで、
廃校を5千円で借りれることや、田舎のおばあちゃんが草編みなどの
デコレーションを飾る。飲み会の幹事が出来る人なら誰でも可能に。

●合コンの怒りを共有して、新しい合コンを開催

合コンでの出会いの可能性を見いだせないという不満を抱えた女性が、
まずその不満を共有する飲み会を開催、
そこから派生して合コンを開催 複数回重ねることでブラッシュアップされる。

男性は最終時点での第2候補が本命の人を選ぶ傾向にあるという発見もあったそうです。

●感想

平川克美さんの「小商いのすすめ」や藤村靖之さんの「3万円ビジネス」などと
同じような傾向の本は沢山出ているが、
都会暮らしの人には一番しっくり来る モデルなのではないか?と感じました。

車と同じように初動を付けるのに力が一番掛かるので、
出来ることから始めたり、自分の支出を減らしたりするというハードルを
徹底的に下げるということが成功への一番のポイントなのかもしれません。

(了)

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