「倒産はこわくない」奥村宏・著 を読みました

目次
はしがき
第1章 二度の倒産-山一証券
1 会社が消えてなくなる
2 一度目の倒産-一九六五年
3 立ち直ったあと
4 構造を変えなかった証券行政
5 二度目の倒産
6 教訓
第二章 これまでの倒産
1 バブル経済以前
2 バブル崩壊以後
3 財界整理の思想
4 倒産と系列化
5 系列化の矛盾
6 外資に売る
第三章 銀行の責任
1 生かすも殺すも銀行しだい
2 メインバンクが支える
3 メインバンクとは何か
4 崩れるメインバンク・システム
5 銀行が危ない
6 銀行の貸し手責任
第四章 会社が倒産するというのはどういうことか
1 国家の倒産、個人の倒産
2 消えてなくなる会社
3 会社の再組織
4 株主のとっての倒産の意味
5 経営者にとっての倒産
6 従業員にとっての倒産
第五章 会社を買い取る
1 会社を乗っ取る方法
2 従業員が会社を買い取る
3 倒産会社を買い取る
4 労働組合による自主管理企業
5 自主管理の思想
6 従業員持株制度
第六章 労働組合が生き返る道
1 企業別組合と企業一家主義
2 石油危機と会社本位主義
3 企業別組合の再生のために
4 グラムシの工場評議会
5 どういう事業をするのか
6 中央観光バス労働組合の場合
7 労働者の経営参加
第七章 会社を変える思想
1 会社(法人)は実在するか
2 会社を実態としてとらえる
3 会社を機能としてとらえる
4 実態と機能
5 二十一世紀の企業
第八章 倒産を超えて-会社革命への道
1 これからの倒産
2 倒産は会社革命の出発点
3 大企業は分割せよ
4 合併、統合の失敗
5 会社革命の思想
6 大企業信仰
7 真の構造改革とは


井野朋也さんの「新宿駅最後の小さなお店ベルク」に
おすすめの本として挙げられていたので、読んでみました。
雑誌の連載をまとめたものなので、読みやすい新書でした。

山一證券廃業のころに書かれた連載をまとめたもので
時期としては古いものになるが、これからの組織の再編成の様子が
予見されていて非常に面白く読むことが出来た。

倒産=終了というイメージではなく、
終了だけでなく始まりも混ざったただの通過点だということが
この本では伝えたかったのでは?と感じるほど、

当事者たちは新たな一手を模索する様子はニュースや新聞では
あまり取り上げられないので一番参考になりました。
特に労働者側が会社を買い取るというEBOという手法を使った
会社再生は特に面白かったです。

資産を残して、退職金を多ろうとするのではなく
その資産を生かして自分たちで継続的に利益を得ようと模索する様子は
従業員がその仕事を生き甲斐として続けている証拠であり楽しいから
続けたいので知恵を絞って考えるというのは今の時代の流れからして、
これから増えていくであろう手段なのかな?と感じました。

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