映画「加藤くんからのメッセージ」を観ました

予告編

あらすじ(映画.comより引用)

「夢は妖怪になること」と公言し、「妖怪演説」や「妖怪読み聞かせ」といった独特の活動を行いながら、がむしゃらに生きる36歳・独身の加藤志異を追ったドキュメンタリー。3年間の浪人生活を経て入学した早稲田大学を、中退期間を含めて11年をかけてようやく卒業し、大失恋も経験して漫画家になる夢にも挫折した加藤。大学卒業後は契約社員として月収9万円のどん底生活を送っていたが、在学中に抱いた「妖怪になる」という夢をかなえるため、自らを妖怪・加藤志異と名乗り、感銘を受けた作家・沢木耕太郎の言葉や芸術家・荒川修作の思想を胸に、井の頭公園の象のはな子と会話するなど「妖怪活動」を始める。映画を作ることが夢だったOLの綿毛が、加藤に2年間密着して初めて映画を製作。イメージフォーラムフェスティバルや座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルといった映画祭で受賞を果たした。

感想

妖怪になりたいとある頃から言い出した加藤くんが何故妖怪になりたいのか?加藤くんが歩んできた道のりを本人に探ってもらい追求するといったドキュメンタリーであり、ある意味での「妖怪ウォッチ」である作品です。加藤君自身は応援してあげたいとは思う気持ちは強まるが撮っている側の監督に愛情が無いのではないか?と感じてしまうところが散見された。

女性監督のおっとりとした語り口とその声質で騙されてしまいそうになるが、つまるところ加藤くんを晒し者にして無意味に追い込んでいるようにしか見えなくなってしまっているような撮り方は非常に残念に思います。同性におけるイジり方とはちょっと違った感じがして違和感を覚えました。

かつて私の周りにも似たような感じで、思い詰まったあまりに東京方面まで自転車で暴走し箱根の山を越えられず鈍行で東京まで向かいそこで迎えられた悪い大人たちに囲まれ居酒屋で弄られる動画を公開処刑のように晒された男がいるが、その光景を再度見たような後味の悪さは個人的に拭いきれなかった。
その方も今や立派に暮らしてはいるので、加藤くん自身の行動もどうか静観してあげてほしいと願うばかりです。

とはいえ、加藤くん自体のキャラクターには、プレデターのように熱量を欲する性格としては素晴らしいものを感じました。特に井の頭公園の象の花子さんとの交流を観れただけでも鑑賞料金分の元は取ったような気がします。

(了)

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